この世で一番大事な「カネ」の話


西原理恵子・著。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51157830.html
この辺を読んで気になっていたので、今日、仕事帰りに新宿紀伊国屋で買ってきた。


んで、一気に今読み切ったのですが、おもろいね。
ただ、もうちょっとちゃんと読みたいのであとで読む。


第1章は「お金がないことのキツさ」を語っている。
幸せは金で買えないかも知れないが、お金がないのは絶望的、というのが書いてある気がする。
まあ、「幸せがお金で買えないなんて寝言言うな」と後の章で書かれてるけど、そんな風に思った。


2章は何というか、「SMARTな目標はこうだ!」という、生活に根ざした目標の建て方・こなし方のお話で、カネの話と言うよりは、ビジネス書みたいな感じだった。
で、2章の最後に書かれてたのが、写真のページ。
これを見たとき、ちょっと泣けた。幸せの定義が、ここに描かれていることに感動した。


3章はバクチの話。個人的には、パチンコも賭け麻雀とかもやらない(だって負けたら悔しいじゃない?)ので、あまりピンとこないが、「人生勝つことより、負けることの方が多い」「ギャンブルは負け方を学ぶものと割り切って」という言葉は耳に残る。
後半には、「金銭感覚」の話。
こちらはリアルに身につまされる話でした。



おそらく、私の金銭感覚は、おかしい。



詳説は避けますが、まあ、基本、ものを買いすぎよね。Amazonの購入履歴やらクレジットカードの利用明細とか、本気でおかしいと思う。なんだろう。[あとで考える]


4章はちょっと難しい。「高い給料もらってるのはガマン料も含んだ金額だ」というのも耳に残るが、なんか話の筋とはちょっと違う気がする・・・。ここはもう一度読んでおきたいな。


5章はまとめ。貧乏のループから抜け出すためには、みたいな話。
グラミン銀行がその手助けをしている、ということが書かれてた。・・・読み直しだなぁ。


もう少し深読み(誤読とも言うが)すると、貧乏の話とその貧乏から想像される将来の不幸の連想があって、そんな人がたくさんいるような国があって、そこに暮らす人たちは明日をも知れない生活をしています。
貧乏の子は、貧乏になる。泥棒の子は泥棒になる。
そこにどうしても、今の派遣を着られた人たちが重なる。
日本は幸せの国になれてますか。
(日本は毎年3万人の自殺者を出しているらしい。交通事故死は5,000人/年)


金銭感覚に通じるかな?
「貧すれば鈍する」「嘘つきは泥棒の始まり」と、お金にまつわる言葉が急に身近になった気がする。気をつけよう。