電波男 読了。感想は「それでも資本主義は死なない」
※3/24日に一部追記
えーっと。読了したので、改めて感想用のエントリーを。
前半の「恋愛資本主義」に関しては100%同意。確かに商品としての恋愛・セックスが横行しすぎていると思います。しかし、それを覆すのが二次元への跳躍、というのは人類としては難しいのではないでしょうか。
種の保存。
この命題を覆すことは事実上困難です。
この本の著者はつらい過去からおそらく「子を産み育むこと」について感覚的に受け入れられないのでしょうけども、DQNでも、負け犬女でも子を産むという点に関してのみ優れています。
もしこの本の通り、二次元最高!となった場合、子を産まず種が滅びます。
なので、「オタ趣味がDQNと負け犬を救う!」じゃないけど、「恋愛資本主義に新たな風を!」という風にした方が一般には受け入れられるんじゃないでしょうか。
# 一般に受け入れられるつもりがないにしても。
とまあ、苦言っぽい妄言を投げつけたところで、「この本は最高でした」
後半はちょっとだれてしまうのですが、というか(自分の過去と重なって)(特に川名みさき嬢が出てきたあたり)痛くて斜め読みになってしまったのですが、前半の30代負け犬女やDQNや恋愛資本主義に至るまでの過程はすばらしいものがあります(電車男がフィクションかノンフィクションかは関係ない、脱オタをはかるあたりが問題点であると指摘するところとか)。
この辺は是非そこら中に広めるべきことですし、認知度を少しずつでも高めていく意義があります。
30代負け犬女、に匹敵する、オタク分析本(というか代弁本)になると思います。はなまる
ということで、おすすめです。
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※ここから追記(3/24)
好き好き大好きっさんでもいろいろと語られています。こちらもおもしろいので、是非。