今日の戯れ言 ビジネスモデルについて ライブドアとフジの提携
最近よく考えるビジネスモデルは、
・既得権益者がのっかってきやすい
・新規参入者もそこでビジネスができる
ようなものがいいのではないかと考えている。
なので、コミックマーケットや電話事業、というのは非常にいいビジネスモデルだな、と思う。
反面、mixiのように「友達ネットを使った出会い系」のようなモデルはそこでどうビジネスをするかというのがイメージしにくいあたりが「これからもうける」というような話につながるのかな、と思う(言外に今は儲けていないといっている)。
まあ、一言で言うところの「インフラビジネス」ですね。
それをメタビジネスモデルとして考えて、もうちょっと具体的にお金が回るモデルを考えよう、というのが最近のマイブーム。
さて、ライブドアとフジテレビが提携することで(ニッポン放送はフジテレビと提携するためだけのダシになった形ですね、かわいそうに)、いったいどんなビジネスができるだろうか、というお話。
○個人ラジオ
プレイヤー:個人放送局を建てる人、聞く人、広告主
事業内容:個人放送局でCMを打つ単純な広告モデル。
詳細:ライブドアの持ち物として、ねとらじとしたらばがある。ねとらじは個人がインターネットラジオをやるために必要なシステムで、したらばはレンタル掲示板システムでねとらじの実況やリスナーのたまり場、ラジオで言うハガキ・メールシステムの機能を果たす。以前も書いたが、「炉帽たんの萌えラジ」の時には600人を超えるリスナーが一度にそのラジオを聞いて、葉鍵板最萌えトーナメントの行く末を共有し、炉帽さんのトークを聞き、「アニゲーソング」を聞いていた。「アニゲーソング」を、である。
当然、JASRAC的にNGである。
ここで、ニッポン放送というかフジテレビというか、放送免許を持って、JASRACにお金を払っているところの一部です、ということで、追加投資をせず、個人放送局がおおっぴらに曲は何でも流せるようにする。
そうすると、炉帽ラジオを聞いていた人向けには当然オタク向けの曲を流すだろうし、ちょっと友達が欲しい女の子は流行りの曲を流せばいい。曲にあわせてCMが流れるシステムも必要だ。もしくは広告主とパーソナリティのマッチングシステム(出会い系な)。
そうすると、ラジオを聞いていなかった人も職場でちょっと、インターネットの合間でちょっとそのラジオを聞くかもしれない。それでCMがきちんとリスナーにリーチするものであれば、人も集まるでしょう。
ただし、その場合、まだパイが小さい。
なので、普通にオールナイトニッポンをon Demandに聞ける方がいいかもしれないな。
裾野は果てしなく広く大きい。
ん〜。儲ける方向だとオールナイトニッポンだけど、おもしろい方向だと個人ラジオなんだがなぁ。
後は、流れている曲にIDが振られていればインターネットショッピングにもつながるね。
ライブドア・フジテレビにはそういったおもしろいことをやって欲しいなぁ。
個人テレビ放送でもいいんだけど、放送免許を持ってると、編集権とかいろいろあるからなぁ。
モザイクとかかけないといけなかったりする。