昨日のフォントパクリ問題が微妙な解決をしようとしている。(訂正:ちゃんと謝ったらしい)



窓の杜 【NEWS】フリーのオンラインフォントが、au製端末上で無断使用される





 今回の問題によって、ソフトやフォントといった個人のデジタル創作物は、いとも簡単に別人の作品として公開されてしまう危険性を伴っていることが再認識された。今回の事例では、この行為が錯誤によって発生したものであり、故意に行われていないことは確かではあるが、こういった問題が起こってしまう背景には、デジタル創作物であるがゆえにコピーを簡単に行えること、個人創作物はその公開方法ゆえに大手企業の創作物に比べ認知を得にくく、その結果として別人の作品として公開されても社会的には判別不能であることが挙げられる。



 しかしオリジナルの創作物であるかどうかの真偽を、個人作・企業作のすべての創作物と照らし合わせて判別することもまた難しいのは言うまでもない。とするならば、現状での問題解決策は、他人の著作物に対する権利の尊重という、各人の良心や自制心にゆだねるしかないのかもしれない。





これ、ばれなかったら記事はそのままだったんでしょ。

そう考えると、このようなまとめで記事を閉じているのは甚だ許せるものではない。

auやデザイナーはきちんと謝罪し、ロイヤリティを払ったというところまでジャーナリストは追いかけ記事にすべきである。それが「報道の公共性」なるものであろう。



追記:

ITmediaモバイル:サイトウマコト氏のコメント

ITmediaモバイル:「PENCKのフォントを作ったのは私です」──真の作者にKDDIが謝罪

ちゃんと謝ったって。しかもロイヤリティの請求はしないらしい(慰謝料はしらね)。

ただ、一点不思議な点が。デザイナーの仕事に許諾をとる作業は含まれないものなのですか。