BRUTUS10/15号を買ってきた

SCEの名誉会長 久夛良木 健さんのインタビューが掲載されていると聞いて買ってきました。
読んでみてよかったところを引用

 大量にモノを作り、大量に販売することが20世紀の繁栄をもたらした。ハードにしろソフトにしろ、工場で大量に「コピー」して届ける時代だった、といっていい。
 でもネットの時代になればコピーして配る必要はない。トポロジーがすべて変わる。今は革命前夜みたいなもの。みんな、大量生産されたモノ自体が欲しいのではなく、ワクワクする体験や新たな感動を待っている。
 これからは職人やクリエイターが心を込めてそれぞれ個人のために作り上げた手作りの商品やサービス、そしてエンターテインメントコンテンツに、より注目が集まることになるでしょう。


他にもプレイステーションにこだわって特集された雑誌。昨日のTVBrosとは違う。すごく本気の雑誌ですよ? ただ、590円はちょっと高いかなぁ。フルカラーだから仕方ないけど。

カンタビを買ってきた

菅野美穂の度フォト・エッセー


最高。


「好きな芸能人は?」と聞かれて答えるのが、菅野美穂広末涼子な自分としては、この本は大当たり。
一人旅、家族旅、の写真がいっぱい。一人旅の時の写真ってどうやって撮ってるんでしょう?ってくらい、菅野美穂の写真が満載。写真集?
エッセーとしてもちょっとおもしろかった。

“こうなったらイヤだな”って悶々と懸念するばっかりではもったいない!
”こうなったらイイな”って事を考えて前を見るほうが健康的でHAPPY!

何回か出てきたので引用。
他にも家族の話、自分の話、恋愛の話などなど。

ただひとつ、“えいっ!”っていう勢いが、なかなか出ないものが・・・・・・。
恋愛なんだけど、勢いって、どうやったら出せるんだろうね? これはホントに最近の悩み(笑)。
(中略)
昔は相手のいいところを見つけたら「この人だ!」って思って好きになっていたんだけど、いまはその人のダメなところ、悪いところとどうやって付き合っていくかというのが課題。

とか。

結構おもしろいと思うよ?

起こる全てのことには意味があって
そのすべては正しいと思うから
まわり道をも楽しみながら、一歩ずつ前へ。

この辺の考え方にも共感を覚えます。
昔、「聖なる預言」っていう本があって、当時ラジオドラマで聞いておもしろいな−と思っていたのですが、その中でも印象深かったのが「いま私がここであなたと会ったのは意味がある。それが何かを伝えるのか、教えてもらうのかわからないけど、必ず意味がある」みたいなことがいわれていて、それはいまも私の中に息づいています。それとちょっとにてるな−、というかこれを読んで、聖なる預言を思い出しました。


で、本の最後にポラロイド写真っぽく加工された写真が一枚付録みたいに付いているのですが、Amazonの書評を見ると、何か本によっては違うらしいよ?!
もう何冊かかってこよう。Amazonで偶然にかけてもいいけど、やっぱり本屋で選んでかってこよ。



付いてきた写真がこれ。
かわいいというか、おもろい。

TVBrosを買ってきた。

ラブプラス高嶺愛花が表紙のやつ。
特集が「いま“萌え”を考える。」ということで表紙を飾ったらしい。
特集の中身は

という10ページ。


個人的には喪服ちゃんインタビューがおもしろかった。「高まりビジネス」って初めて聞いたけど、「文化祭の準備と本番」という表現にちょっと納得。喪服ちゃんて初めて知ったけど、おもろいね。
おかずとしての二次元vs三次元で、二次元代表がコミックLOなのは、いったい何の罠だ。その二次元で抜ける人はある意味選ばれた人種だと思う。「オタクはロリコン」的なイメージが編集サイドにはあるのだろうか・・・。


同人音楽に関する対談では、「なんでこんなに盛り上がっている音楽に関わる活動に、自分たちが気付けなかったんだろう」「我々がお手伝いできる」というあたりが、うざい。
別に君らディストリビューターにお金を払いたくはないんだよ。
「CDビジネスとしてパワーがつかめるのって、これがラスト・チャンスかもしれないって僕は思っています」という発言もズレてることがわかっていない。喪服ちゃんじゃないけど、高まりが最高潮に達するハレの場を共有するツールとして同人CDが盛り上がっているという話なのに、そこでディストリビューターがパッケージビジネスとして参入したって、うまくいくわけがない。
もう既にCDによる音楽ビジネスは終わったんだと気付いて欲しい。


ラブプラスについては、とりあえず表紙だけでお腹いっぱいなので、綺麗に保存しておこう。


なんだか、Webで読めそうな記事でしたが、210円払いました。秋の改変期号なので、普通に数が出る気もしますが、この号はすごく売り上げが上がるんだろうなぁ・・・。
買っちゃう私も思うつぼ、いいように踊らされてますが(笑。

Snow Leopard トラブルと解消とよかったところ

Snow Leopard トラブルと解消とよかったところ

新しい Mac OS X 10.6 Snow Leopard を買いまして、早速インストール!としたのですが、とらぶったのでメモ。


1.ディスクを清掃してください
私が買ったのは、ファミリーパックだったのですが、ディスク不良っぽく読み出しできず、インストールが進みません。
2chを眺めてみると、そんな人が結構多い。
その中で、「プリンタドライバや言語環境のチェックを外すとよい」とのことで、早速試してみました。
そしたら、今度はきちんとインストールできました。

Mac miniMacBookの両方にインストールしましたが、MacBookにインストールするときに、インストールログを眺めながらインストールしてみましたが、French.pkgの読み込み時にI/O errorが起きていました。

もしとらぶっている方がいたら、インストールログを眺めながら、どこでNGになっているか確認した上でインストールを試みてはいかがでしょうか。



2.BootCampのドライバーが素晴らしい
Macの方は、見栄え的に大きく変わるところもなく、環境が快適になりました、という話なのですが、革命的なのはBootCamp。
Mac側のドライブが読み込める、というのは公式ページにも書かれていますが、今回からトラックパッドでタップが有効になりました!!
二本指で右クリックにも対応。二本指スクロールはサポートしてたので、いつか出来るようになると信じていましたが、この対応はうれしい!
これだけで5,800円の価値はありました。


ちなみに、Core DuoMacbook白で、Windows7(RC) です。



とりあえず、気付いたところはこの辺。
Exposé等、色々と神対応OSになっているので、シングルユーザーなら3,000円位であれば、後悔しないんじゃないかなー、と個人的に思います。

読書メモ

美容院と1000円カットではどちらが儲かるか? 漫画版 を読了したので、メモしたことを公開。


第1章

情報リテラシーとは情報を使って物事を成し遂げる能力
 どのような情報が必要か、どのような形で必要か、を明確にして情報部に伝える。
・最初にデータがあり、データは情報、知識、利益、現金と形を変える。
 情報には収益に関わる情報、コストに関わる情報、一顧客に関わる情報など無限に存在する。
 情報を知識に変え知識を利益に変える、
 経営者は必要な情報と知識を自分の責任で定義しなければならない。

・データ→情報→知識→利益→キャッシュ

・セーターやスカートの販売枚数と販売金額を集計する、これが情報。
 次に製品を売上金額の多い順に並び替えれば”売れ筋”と”死に筋”がわかる。
 更に製品毎の原価を加味して損益を求めればどれが黒字でどれが赤字かもわかる。
 利益の多い製品の拡販を進める、売上高も少なく利益が出ない製品は販売を止める。
 売り上げは多いが利益の少ない製品については販売価格や使用材料や製造方法を見直す。


第2章

・経営者の視点と提供すべき会計データ
 鳥の目:高く、広く、大づかみに会社を俯瞰する
 虫の目:細かな詳細をきちんと見る
 魚の目:流れの先がどこへ行くかを読む目。変化や異常点に目をこらしてものを見る目


第3章


難しい。


第4章


おもしろい。20:80のパレートの法則を使っているが、もっとつっこんで具体的に書かれているので、わかりやすい。
更に、上位・下位の20%を除いた中間の60%についても区分けがされていておもしろい。


第5章


本書のタイトルが、本章のタイトル。1000円カットの方が儲かる、とのこと。
大前研一も同じようなことを言ってた。普通の床屋は時間がもったいない、ひげなんて剃っても明日また生えてくる!と。そんなところに時間も金もかけるのは、損である、と。顧客視点ではその通りだが、お店側としても損ですね、ということがわかる。


価値を生まない活動への給与はムダ。


第6章


経営ダッシュボードの考え方は新鮮。リアルタイムが重要らしい。
鳥の目・虫の目・魚の目を実現するために、経営ダッシュボードに何がないといけないかを決めて、リアルタイムに把握できる仕組みを作るべし。魚の目の部分が重要。

 
第7章


各章冒頭に差し込まれるシステム担当部長の唐沢さんのパートがちょっといい。ヒリヒリ感がある。

・会計はルールの上に積み上げられた仮想の世界
・正しい原価計算をする目的
 1.製品毎の利益を知るため
 2.原価高の製品を見つけその原因を発生源まで遡り原価を下げるためのアクションを実行(原価管理)する。
・利益には3種類ある
 ・個別利益:この製品(ワイン)1本あたりの利益
 ・期間利益:ある一定期間(月・年)の利益
 ・生涯利益:この製品が出来てから今日までの全ての利益


在庫管理って大変なんだな。昔読んだ、The Goalを思い出す。在庫を減らすために、ボトルネックを探して、バリューチェーンを短くしよう!という話だったと思う。
「無駄がどれだけ出ているかを管理することこそが、無駄なこと」「臭いは元から断たなければならない」


解説コーナーにBPRの記載有り。あとで読む


第8章


ついにプロマネの唐沢がキレた。原因を特定して、その元を正すと自分に戻ってくる苦悩。わらえねー(笑

・予算には直接責任と基本責任の2種類がある

「では、基本責任の定義が間違っているとしたら?」
「いい質問だ。仮に営業担当の基本責任を”売上高を増やすこと”としよう。彼らは利益などお構いなしに売り上げを増やすことだけを考えている・・・。」
(略)
「営業担当の基本責任とは”貢献利益”でしょうか」
「その通り! 貢献利益こそが営業担当が会社に貢献した結果を表している」


324ページにThe Goalの話が出てきた。裁断で作りすぎても、縫製でちょっとしかさばけなければ、残りは仕掛品在庫になっちゃいますよ、という部分が。


この章もめっちゃおもしろい。


第9章
まとめの章だから仕方ないが、ちょっと上手く行き過ぎかも。
でも、銀行の支店長が先生の名前を聞いたときに、「上手く解決しそうだ」という感覚を持ったのをみて、信用というのは大事だな、と思った。


おもしろかった。経営ダッシュボードについては、今回は触れずじまい。続きがあるの?